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TOP >注射の痔の治療−ALTA療法(ジオン注)

注射の痔の治療−ALTA療法(ジオン注)

ジオン注ついに臨床段階!注射の痔の治療−ALTA療法(ジオン注)(三菱ウェルファーマ)『消痔霊』

『脱出を伴う内痔核』にALTA療法(ジオン注)を投与して痔を養っている栄養血管の血液量を減らし、さらに痔の中の血管を硬くして弛んでしまった直腸粘膜部に癒着・固定をさせる方法です。

特徴: 肛門の痛みを感じない部分に注射をするため痔核を切り取る手術より痛みが少ない!

寺田病院 大腸肛門病センター 寺田医師がインタビューを受けた下記の記事もご覧ください。

週刊朝日 名医の最新治療 Vol.263 “痔核:手術と注射の併用で安全・確実に治す”

切らずに治すいぼ痔の最新治療!

ALTA療法(ジオン注射)

ALTA療法が導入されて以来、痔核(いぼ痔)手術における治療にある意味革命的な変化が生まれました。
ALTA療法は従来の切除法に比べその適応は限られるものの実績のある専門医の使用によりその適応は拡大傾向にあります。
現在注目を浴びている方法の1つとして併用療法(切除にALTA療法を併せて使用)があります。
その方法の選択により、下記が可能となりました。

【特長】
@入院期間の短縮(日帰り手術の拡大)
A術後の痛みの軽減

B 合併症(出血、狭窄など)の軽減
C 他疾患(心臓、脳梗塞などの疾患のため抗血小板剤内服中など)を併せ持つ方や高齢の方でも治療可能

ALTA]


ALTA]

硫酸アルミニウムカリウム、タンニン酸を主成分とし痔核間質の炎症を促し たるんだ粘膜の繊維化を計って出血や脱肛を改善させ、栄養動脈をつぶすことで痔核の縮小を図ります。




ALTA]

ALTA療法は四段階注射法という独特な注射法を必要とします。



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執刀医:寺田病院 大腸肛門病センター 寺田 俊明医師


中国では以前から使用されてきた“消痔霊”という薬剤を日本で独自に改良し、ALTA療法‐ジオンという製品名で2005年7月から臨床段階となりました。


入院手術におけるALTA療法導入後の痔核療法治療成績と問題点

入院手術におけるALTA療法導入後の痔核療法の治療成績を主に手術手技や合併症から検討しました。
2006年1月〜2009年4月までの当施設における入院痔核関連手術は1246例であり、そのうち術後半年以上経過した1088例(PPH除く)を対象としました。

ALTA療法

まず、当院ではベットを有する病院という立場からGoligherV度・W度の痔核を持つ手術希望患者に対し入院を勧めています。


もちろん中には日帰りが可能と考える患者もいますが腰椎麻酔後管理、術後創部洗浄と排便の指導、早期出血、術後疼痛の管理から入院が望ましいとお話します。 そのうえで、ALTA療法を主体に日帰り手術が可能と考えた患者には日帰り手術を選択し分院のアイビー大腸肛門クリニックで施行します。


従来法(結紮切除)を主体として考える場合や高齢者、リスク患者には腰椎麻酔下で の入院手術(寺田病院 本院)の方針としています。


ALTA療法

腰椎麻酔での短所は肛門上皮へのALTAの流入における痛みがなくなるため針先の刺入深度の決定が困難であり、結果的に合併症を増加させる可能性があることが心配されておりますが、長所として肛門弛緩時の脱肛の度合いを把握しやすく視野が得られ易く、結果的に 根治性、安全性を含め治療の選択肢が広がるという意味で全症例選択しています。


ALTA]

痔核治療は腰椎麻酔による入院治療を原則とする寺田病院本院における手術と 局所麻酔、サドルブロックにおける日帰り手術を原則とする分院のアイビー大腸肛門クリニック治療に分かれます。


2006年1月〜2008年12月までの当法人における痔核関連手術は1491例であり、そのうち術後半年以上経過した1344例を対象としました。


結果、本院における2006年1月〜2008年12月までの痔核入院手術例は1012例 分院であるアイビー大腸肛門クリニックにおける2006年5月〜2008年12月までの痔核日帰り手術332例を比較しました。


ALTA]


当施設の痔核治療の考え方としてはまず 生活指導と薬物療法における保存的治療を最優先に考えることは言うまでもありませんが 保存的経過にて患者本人のお悩みの点が改善しない場合は上記のような治療に速やかに移行します。


基本的には出血の有無や脱出の形態により大まかに決定し麻酔後に見直し手術場で最終決定をします。


ALTA]

また当施設では基本的にどんな症例でもまず外科的処置を加える場合入院加療を勧めています。
日帰り手術におけるメリット・デメリット、また入院におけるメリット・デメリットをお話した上で患者の要望と合わせ治療プランを立てます。


入院治療の場合は原則として術後6日間のクリニカルパスを元にケアプランを立てますが病態や術後の状態で日数を調節しています。 ALTA療法に関しても術後2泊入院を原則としていますが、当然日帰りの希望も多く分院での対応をしています。


ALTA療法

さて、当院でのALTA治療の考え方ですが、たとえば7時の脱肛を呈する内外痔核と3時11時の主痔核が認められた場合、全てALTA注射単独でするのか
脱肛を呈している3時のみ結紮切除をして、あとの2か所をALTA注射する方法
比較的小さな痔核に対しALTA注射をし2か所をLEする方法
そして、すべて結紮切除する方法を腰椎麻酔をかけてからデザインしています。


これは腰椎麻酔により肛門の弛緩(ゆるみ)が得られ、排便痔における脱肛状況や痔核の状況がより鮮明に理解でき、患者様にとってもっともより良い方法を選択できるわけです。



動画を見る
執刀医:寺田病院 大腸肛門病センター 寺田 俊明医師


もっとも痔核は主痔核(3時、7時、11時の痔核)のみでなく副痔核(そのほかの部位の小さな痔核) を伴う場合もあり主要内外痔核に対し結紮切除を行い副痔核に対しALTAをする方法も施行してまいりました。


しかしこれらは1箇所の内外痔核に対し結紮切除をするかALTA注射をするかというALTAを手術全体の結紮切除をする際の補助的な方法 との解釈でした。


ALTA]


入院手術におけるALTA療法導入後の痔核療法の治療成績を主に手術手技や合併症から検討しました。


2006年1月〜2010年3月までの当施設における入院痔核関連手術は1544例であり、そのうち術後半年以上経過した1326例(PPH除く)を対象としました。



ALTA]


入院手術での手術法の件数結果です。
従来法(結紮切除)を815例、 従来法(結紮切除)+ALTA注射385例 ALTA単独126例でした。


ALTA]

つづいて各手術方法における術後入院日数の比較になりますがALTA注射単独1.71日
結紮切除ALTA 4.90日、従来法(結紮切除)単独 5.47日という結果になり全体では
4.02日となりました。

開院当初より当院では術後10日、術後7日、術後6日と時代の流れ(患者のニーズ)から術後入院日数の短縮をしてまいりました。


患者の排便や洗浄指導、疼痛コントロールなどの面からしばらく術後6日入院という基本姿勢でやってまいりましたが、ALTA注射導入によりさらに術後入院日数が減ってきたという結果になっております。


ただ、これについてはどの基準で退院を許可するのかという点で諸家で違いますのであくまでも当院での目安ということになります。


ALTA]

入院手術におけるALTA注射使用例における術中有害事象ですが、2007年6月までの導入前期におけるものとして術中の血圧低下・徐脈、下腹部痛が多く認められたのに対し、ALTA溶解液を全症例局所麻酔含有剤使用に切り替えることにより明らかに減少しました。


これは以前からALTAの講習会等でも多くの先生方の発表にもあるように、ALTA注射時やマッサージ時における血中への流入による反射が原因であったと考えています。


現在は、全て局所麻酔含有のALTA使用により術中有害事象は減少しております。


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今までの当院入院腰椎麻酔施行の術後合併症では、以上のとおりです。
結紮切除+ALTA療法の直腸潰瘍1例のみでした。

ALTA]


つづいて日帰り手術におけるALTA使用例における術中有害事象ですが 2007年5月までの導入前期におけるものとして局所麻酔含有剤使用にもかかわらず、術中の血圧低下・徐脈、下腹部痛が複数認められました。


これは後期におけるサドルブロック施行例でも 認められ日帰り手術という精神的な負担や脱水等の麻酔による作用が原因ではないかと考えておりますが サドルブロック時の量や輸液量、技術的な点に関係あるのか検討を要するところと考えております。


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日帰り手術における術後合併症では手術全体として脱肛 約1.5%, 出血 約0.6%,発熱 約2.7% と入院手術に比べて発熱の割合が若干高い以外は優位な違いは無かったものの、重篤な合併症と言わざる負えない直腸潰瘍、膿瘍形成が1例ずつ認められいずれもALTA導入初期施行の局所麻酔下における症例であり、不十分な視野における投与の施行や投与多量が原因したのではないかと考えております。


ALTA]

それぞれ手術法の比較では図のように術後出血、術後肛門狭窄に関しては結紮切除法単独に分が悪く 再脱肛に関してはALTA療法単独にやや分が悪い結果となりました。 今後は1か所の痔核における併用をも取り入れ手術方法を比較検討していきたいと思います。


ALTA療法

もっとも、痔核は主痔核(3時、7時、11時の痔核)のみでなく副痔核(そのほかの部位の小さな痔核)を伴う場合もあり主要内外痔核に対し結紮切除を行い、副痔核に対しALTAをする方法も施行してまいりました。

しかしこれらは1箇所の内外痔核に対し、結紮切除をするかALTA注射をするかというALTAを手術全体の結紮切除をする際の補助的な方法との解釈でした。

ALTA療法

そこで1つの内外痔核に対しALTA注射を併用すると考えた場合、術後出血のもっとも原因となる根部の処理をALTAにて肛門管内外痔核と肛門管外外痔核に対し、結紮切除をするという方法が出血や肛門狭窄当の合併症の軽減に関してや根治性に関しても比較的理屈に合った併用と考えており、随時施行していきたいと考えています。

術後14日



まとめ

痔核治療に関しては様々な選択肢がある。
結紮切除ALTA療法を併用(補助)することでその各々の長所を生かし患者のニーズに応える選択肢を決定することが望ましいと考える。

ALTA療法



資料:2010 発表
寺田病院 大腸肛門病センター 寺田 俊明医師など) 

Q&A

質問 どのようにALTA療法(ジオン注)を投与するのですか?
回答

麻酔は、基本的には腰椎麻酔(下半身麻酔)もしくは仙骨硬膜外麻酔(お尻の周りのみ麻酔)、局所麻酔(局部麻酔)です。ALTA療法(ジオン注)はひとつの痔核に対して図のように4箇所注射することが特徴です。

ALTA療法(ジオン注)

@ 痔核の上にある痔を養っている血管をつぶす
A 痔核中央の粘膜で固定
B 痔核中央の粘膜固有層
C 痔核下部の粘膜で固定

 
質問 なんで注射によって出血が止まったり、脱肛が治るのですか?
回答

ALTA療法(ジオン注)ALTA療法(ジオン注)を投与するとまず痔核を養っていた血管がつぶれ痔核自体が小さくなります。

(投与直後)
⇒出血がとまる
⇒排便による痔核への抵抗が減り脱出の程度が軽くなる

その次に痔核のくっついている粘膜組織が硬くなり癒着・固定される。

⇒痔核の脱出(脱肛)が無くなる(1週間〜1ヶ月)

 
質問 ALTA療法(ジオン注)の投与後の経過は?
回答

副作用として報告されているものに 血圧低下、吐き気、肛門の違和感、排便困難、一過性にあらわれる発熱があります。
参照: ALTA療法(ジオン注)投与後の経過および留意点
・日帰り手術の場合
・2〜5日入院手術の場合

 
質問 入院は必要ですか?
回答

これは麻酔方法によっても異なります。硬膜外麻酔・局所麻酔では日帰り手術も可能ですが、局所の安静や完全な肛門の緩みを得て手術が完璧に行われるため腰椎麻酔を選択している医療機関が多いようです。

■肛門科の麻酔について

 
質問 ALTA療法(ジオン注)が可能な医療機関は?
回答

■ALTA療法(ジオン注)による治療が可能な病院
寺田病院 胃・大腸肛門病センター(入院対応)
アイビー大腸肛門クリニック巣鴨(日帰り対応)

■ALTA療法(ジオン注)による治療が可能な医療機関一覧
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■『三菱ウェルファーマ』 (ALTA療法(ジオン注)を詳しく解説)
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